出版書籍「マネジメントの仕組みを創る、磨く」のご紹介

「はじめに」より
 企業を取り巻く環境はますます複雑化し、製品・サービスの多様化、高度化に対応できる順応性を備えた経営が要求されています。それには、財務諸表に掲載されている建物、機械装置、運搬機械、情報機器等の形のある固定資産だけでなく、無形の知的資産として、人材、技術、技能、組織力、ソフトウェアなど社内に蓄積したノウハウの活用が重要になっています。
 これらの知的資産をうまく活用し、仕組みの強化につなげ、運用することが要求されています。この仕組みをマネジメントと呼ぶことができます。しかし、我が国の企業、特に中堅中小企業はまだまだ属人的な経営に依存しているところが多く、経営者・管理者の世代交代が進む中、長年維持してきたやり方から脱却できずにいます。
 本書では、実践的なマネジメントシステムを体系的に分かりやすくまとめました。特に、中堅中小企業の若手経営者、管理者・リーダーが、どのような視点をもって自社のマネジメントシステムを構築したらよいかを、運用の手順書や記録のサンプルを含めてできるだけ分かりやすく作成しています。